院長コラム

「終電車」

1980年フランス映画。ナチス占領下のパリを舞台に、男女の三角関係を描いた傑作ラブストーリー ということで、満を持してこの映画に臨んだ。ユダヤ人演出家の夫は、劇場の地下でひっそりと暮らしている。女優の妻(カトリーヌ・ドヌーヴ)の演技にいろいろな指示をしながら。ある時、新たに加わった相手役の男優に恋している妻の気持ちを察したが、隠遁生活をしている身としては忸怩たる思いが募ってくる というような心情の変化を私は感じられなかった。残念。 評価 〇

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