院長コラム

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

新作洋画。4年前に作られた映画の続編。「2」ではなくて、『フォリ・ア・ドゥ』。それは医学用語(フランス語)で、一人の妄想がもう一人に感染し、二人でその妄想を共有する感応性精神病のこと。前作で5人の殺害で監獄に入ったジョーカーことアーサー・フレックが裁判になる。その際傍聴席で気になった女性(レディ・ガガ)がいた。二人は自然に妄想を共有するようになる。歌やダンスのシーンも織り込んでの映像はまさにタイトル通りだ。「1」を観ていないと少し難しいところもある。しかし、基本的には心を病んだ犯罪者を英雄扱いする風潮にくぎを刺した格好になった。 評価 〇

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