院長コラム

「愛に乱暴」

新作邦画。変わった題名だが、原作は吉田修一の同名の小説。その長編をかなり脚色して1h45の映画にしたようだ。41歳の結婚8年目の主婦:桃子が主人公。子供のいない彼女は、義母の住んでいる土地の離れの一軒家に住んでいる。何不自由なく過ごしているようだが、夫との会話もなく無関心ぶりに少しの違和感を感じていた。飼い猫?の失踪や近所での不審火事件、隣人の不気味さなどからストレスを感じている。そんな時に夫から別れ話をいわれる。愛のいびつな衝動と暴走を緊迫感あふれるタッチで描いたヒューマンサスペンス。見ごたえがあった。 評価 〇プラス

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