「火口のふたり」 昨年の邦画。キネマ旬報ベストテンで第1位になるなど好評を得た白石一文の同名小説の映画化。出演者は男女二人。従妹の関係だが、女が近々結婚するにあたり、男がその引っ越しを手伝いことになったことから成り行きで肉体関係を結ぶようになる。その1週間を描いた私小説的な人間ドラマ。映画ならではの味わいもあるが、原作本並びにこの映画の脚本の冴えを感じた。評価 〇プラス