2024年09月

「ザ・タウン」

2010年アメリカ映画。俳優のベン・アフレックが監督したクライム作品。強盗稼業に生きる主人公は、仲間と銀行を襲撃する。その時に人質に取った銀行の女性と縁ができる。彼女との未来を考えて、強盗稼業をやめようとする決意で、最後の仕事を仲間と計画する、、、、。アクションシーンも十分で、主人公の苦悩や生き方をうまく表現した佳作。評価 〇プラス

「極限境界線 脱出までの18日間」

2023年韓国映画。2007年にアフガニスタンで起きた武装組織タリバンによる韓国人23人の拉致事件を題材にしたサスペンス映画。 無謀な行為で拉致された新興宗教の男女を救うために、エリート外交員と現地の工作員たちの決死の交渉の行方をスリリングに描いている。時にはユーモアを交えての攻防がよかった。 〇プラス

「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」

2022年のフランス映画。すごい副邦題だ。女性初の欧州議会議長となったフランスの政治家:シモーヌ・ヴェイユの生涯を映画化している。ユダヤ人として生まれ、多くの迫害(その中にはアウシュヴィッツ収容所も体験している)を受けながらも、弱者の人権擁護のために終生戦い続けた信念を見せてくれた。映画のなかでは、その不屈の精神を支えた戦時中の壮絶な事実も映像化していた。 観MUSTの映画の1本だが、2時間21分はやや長すぎた。 評価 〇

「愛に乱暴」

新作邦画。変わった題名だが、原作は吉田修一の同名の小説。その長編をかなり脚色して1h45の映画にしたようだ。41歳の結婚8年目の主婦:桃子が主人公。子供のいない彼女は、義母の住んでいる土地の離れの一軒家に住んでいる。何不自由なく過ごしているようだが、夫との会話もなく無関心ぶりに少しの違和感を感じていた。飼い猫?の失踪や近所での不審火事件、隣人の不気味さなどからストレスを感じている。そんな時に夫から別れ話をいわれる。愛のいびつな衝動と暴走を緊迫感あふれるタッチで描いたヒューマンサスペンス。見ごたえがあった。 評価 〇プラス

「私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター」

2022年のフランス映画。 いかにもな題名で、ストーリーは予想通りではあるが、やはりそこはフランスらしい味付けがあった。著名な舞台俳優の姉と詩人の弟。さらにもう一人下に弟がいる。姉兄が互いにいがみ合ってもう長く疎遠になっている。町で偶然出会っても姉は拒否反応を起こす始末。ある時両親が事故にあって、再会せざるを得なくなるが、、、。やはり血は繋がっているのだなあ。 評価 〇

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