2024年08月

「フォールガイ」

新作のアメリカ映画。ハリウッドらしいスターを配してのラブコメディもあるアクション作品。主人公はスタントマン:コルトで、恋人ジョディは撮影監督。映画スター:トム・ライダーのスタントをしているコルトはあることから現場を離れる。その2年後、ジョディが初めて監督に抜擢されたオーストラリアの撮影現場で、主役のトムが謎の失踪をしたことを敏腕女性マネージャーから聞いたコルトは、そこに旅立つ。そしてそこで見たものは、、、、!  スタントマンが主演なので、あらゆるスーパーアクションが満載されている。気持ちよく観られた。かつてなら大ヒット間違いなし!なのに、今の時代には合っていなかった感じ。残念。 評価 3.5/ 5

「6月0日 アイヒマンが処刑された日」

2022年のイスラエル映画。題名に驚くが、ナチスの戦犯の一人であるアイヒマンが処刑された日の前後、イスラエルに住んでいる人々の様子を描いた群像劇。特別な用途に用いる焼却炉を作っている工員、それを仕切った警察官とそこに出入りしてアルバイトをしている少年がそれぞれ淡々と生活していた。そして刑の執行後、アイヒマンの遺灰は海に散布された。ドキュメンタリータッチ。評価 〇

「もしも徳川家康が総理大臣になったら」

新作邦画。何とも興味深い題名だ。その通りの内容で、最初はコロナ禍のため首相以下が死んでしまい、Aiによるホログラムで、かつての歴史上の人物たちを甦らせて難局を乗り越えるというものだった。SFパロディや喜劇と思ったが、後半は一転してシリアスな内容になっていた。このギャップで益々笑えないのだが、原作者や製作者の意図が伝わり、納得できた。 評価 ◎

「インサイドヘッド2」

題名のように続編のアニメ。少女ライリーの脳内には5つの感情(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリとムカムカ)がある。思春期を迎えた彼女には新たに4つの感情(シンパイ、ハズカシ、イイナーとダリィ)が芽生える。それらの感情がアイスホッケーをしているライリーの頭の中で、様々に活動する。全米では6億ドルを超える超大ヒットしている。果たして日本ではどうかな?  評価 〇

「デッドプール&ウルヴァリン」

新作洋画。全米で大ヒットしている。「マーベルコミックス」のキャラクター二人の共演。前者は無責任不死身男で、シリーズ3本目になる。彼が今回、「Xメン」シリーズでかつて死んでしまった(?!)ウルヴァリンを甦らして共に巨悪と戦う というまさに荒唐無稽なストーリー。ノレるか、ノレないか ということで、私はダメだった。 評価 △

「レジェンド&バタフライ」

2023年の邦画。昨年の初めにヒットした時代劇。織田信長と正室:濃姫の知られざる というより二人を題材にしたフィクション娯楽大作。それなりに面白かったが、どうしても主役2人を輝かせたかったため、全くの絵空事になってしまった。残念! 特に後半がダメだった。 また、この題名でいいのかなあ?! 評価 〇マイナス

「フラッシュオーバー 炎の消防隊」

2022年中国映画。地震を機に、ある都市の化学工場で爆発事故が多発し、未曽有の大火災に発展する。消防隊が出動し、最新機器を駆使して対処する。あまりに凄い状況で多くの死傷者が出る中、頑張る隊員を描いている。2名の殉職者がでた。スケールの大きなディザスター映画だった。 評価 〇

「コカイン・ベア」

2023年のアメリカ映画。題名のように「コカイン」と「熊(ベア)」が関与している。実話をベースに作られたパニック・コメディ。飛行機で密輸されようとした大量の麻薬が事故でパッケージのまま大量に森林に投下された。それを回収しようとしたギャングと警察が、大量のコカインを食べて狂暴化したクマと遭遇する。多くの人が次々と襲われるブラックなユーモアを交えたドタバタ劇。残酷なシーンも多くて、楽しめなかった。 評価 〇

「デスパレート・ラン」

2021年のアメリカ映画。いわゆるワンシチュエーションムービー。毎朝子供たちを学校に送り出して、ジョギングをするのを日課にしている主婦が主人公。ある日森の中でジョギング中に、息子の通っている高校での立てこもり事件を知る。息子が被害者か、加害者かの不安を案じながら、唯一持っていたスマホを頼りに、その事件を解決しようと奮闘するスリラー。85分と短い中にうまく凝縮されていた佳作。 評価 ◎

「名もなく貧しく美しく」

1961年の邦画。モノクロ作品。聾唖の夫婦が知り合い、結婚して健常な子を授かる。貧困や差別なども含めて、その二人の過程を細かく描いている。監督をはじめとするスタッフも俳優たちもみな真摯に作ってある名作だ。ただし、ラストの主人公の妻の事故死は辛い。だから心に残る ということもあるが。 評価 ◎

 

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